スクリプトファイル作成
- スクリプトファイル作成
- スクリプトファイルの拡張子
- スクリプトフォルダ
- 1つのスクリプトファイルに複数のスクリプトを登録
- スクリプト用インターフェース
- トラックバー
- チェックボックス
- 色選択ダイアログ
- ファイル選択ダイアログ
- パラメータ設定ダイアログ
- 値入力ダイアログ
- 項目をチェックボックスにする
- 色選択ボタンを追加する
- 図形名選択ボタンを追加する
- スクリプトのデバッグ
- エラーメッセージの表示
- スクリプトの修正
スクリプトファイル作成
スクリプトファイルの拡張子
スクリプトを記述したテキストファイルの拡張子を
以下のいずれかに変更してスクリプトフォルダに置くことによって
各種スクリプトとして使用できます。
.obj | カスタムオブジェクト |
.anm | アニメーション効果 |
.scn | シーンチェンジ |
.cam | カメラ効果 |
スクリプトフォルダ
以下のフォルダがスクリプトフォルダとして認識されます。
- 拡張編集プラグイン(exedit.auf)と同じフォルダにある、名前が script のフォルダ
- 上記 script フォルダ内にあるフォルダ(名前は任意)
2 に該当するフォルダがある場合、
特定フォルダにあるスクリプトだけを選択して表示できるようになります。
1つのスクリプトファイルに複数のスクリプトを登録
スクリプトファイル名の先頭に @ を付けると、
複数のスクリプトをまとめたファイルとして扱われます。
そのスクリプトファイル内の
行頭の @ から、次の行頭の @ (またはファイル終端)までが
1つのスクリプトとして登録されます。
@ の後にはスクリプト名を記述します。
@テスト1上記の内容のスクリプトファイルを
setfont("メイリオ", 50)
obj.load("text", "テスト1")
@テスト2
setfont("Times New Roman", 50)
obj.load("text", "TEST2")
'@複数登録.obj' という名前でスクリプトフォルダに置いた時、
カスタムオブジェクトに 'テスト1@複数登録' と 'テスト2@複数登録' の
2つが追加されます。
スクリプト用インターフェース
トラックバーや各種ダイアログを用いることで、
スクリプトに汎用性・発展性を持たせることができます。
使用できるインターフェースは以下の通りです。
トラックバー
--track0:名前,最小値,最大値,デフォルト値[,移動単位]
トラックバーを使用可能にします。
track0, track1, track2, track3 の最大4つを使用できます。
シーンチェンジスクリプトでは track0, track1 の2つまでです。
移動単位に指定できるのは'1','0.1','0.01'のいずれか。
省略時は'0.1'になります。
スクリプト内では obj.track0 等でトラックバーの値を参照できます。
--スクリプト例(アニメーション効果)
--track0:X速度,-100,100,0 --track1:Y速度,-100,100,0,1 --track2:Z速度,-100,100,0,0.1 --track3:拡大速度,-100,100,0,0.01
obj.ox = obj.ox + obj.track0 * obj.time
obj.oy = obj.oy + obj.track1 * obj.time
obj.oz = obj.oz + obj.track2 * obj.time
obj.zoom = obj.zoom + obj.track3 * obj.time / 100
チェックボックス
--check0:名前,初期値
チェックボックスを追加します。
初期値は 0 か 1 で設定します。
スクリプト内では obj.check0 でチェックボックスの状態を参照できます。
値は boolean 型(true か false)になっているので注意。
--スクリプト例(アニメーション効果)
--track0:拡大率,0,800,100,0.01 --track1:X,0,800,100,0.01 --track2:Y,0,800,100,0.01 --check0:0:拡大率/1:リサイズ,0
obj.effect(obj.check0 and "リサイズ" or "拡大率",
"拡大率", obj.track0, "X", obj.track1, "Y", obj.track2)
色選択ダイアログ
--color:初期値
色選択ダイアログを使用可能にします。
--file: --dialog: --param と一緒には使えません。
初期値は 10 進数、あるいは先頭に 0x を付けて 16 進数で指定できます。
16進数での初期値の指定は以下のようになります。
--color:0xRRGGBB
R, G, B はそれぞれ、赤、緑、青の色を表す2桁の16進数です。
スクリプト内では color で色の値を参照できます。
ファイル選択ダイアログ
--file:
ファイル選択ダイアログを使用可能します。
--color: --dialog: --param: と一緒には使えません。
スクリプト内では file で選択したファイルのパスを参照できます。
パラメータ設定ダイアログ
--param:初期値
パラメータ設定ダイアログを使用可能にします。
--color: --file: --dialog と一緒には使えません。
入力した内容がそのままスクリプトの先頭に付加されます。
値入力ダイアログ
--dialog:表示名,変数名=初期値;(以降、表示名から繰り返し)
値入力ダイアログを使用可能にします。
入力項目を最大 16 個まで作成できます。
スクリプト内での各値の参照は、記述した変数名で行います。
項目をチェックボックスにする
表示名の最後に /chk を付加すると、その項目はチェックボックスになります。
初期値は 0 か 1 で指定します。
スクリプト内での値は --check0: とは違い数値(0 か 1)のままです。
最大4つまでチェックボックスにできます。
色選択ボタンを追加する
表示名の最後に /col を付加すると、その項目の入力欄の右に色選択ダイアログを開くボタンが追加されます。
色選択ダイアログで選んだ色の数値が入力欄に反映されます。
最大4つの項目に色選択ボタンを追加できます。
図形名選択ボタンを追加する
表示名の最後に /fig を付加すると、その項目の入力欄の右に図形名リストを表示するボタンが追加されます。
選んだ図形の名前が入力欄に反映されます。
最大4つの項目に図形名選択ボタンを追加できます。
スクリプトのデバッグ
エラーメッセージの表示
スクリプトの構文エラーや、引数の型や数のミスなどのエラーメッセージを表示するには
別途デバッグモニタツールを用意する必要があります。
スクリプトの修正
スクリプトの修正を反映させるには
AviUtl 本体のメニューの『編集』→『拡張編集』→『キャッシュを破棄』を選択します。
※初期状態では F5 キーにショートカットが割り当てられています。
ただし、AviUtl 起動後に新しく作ったスクリプトは
キャッシュを破棄してもスクリプトの一覧に表示されません。
その場合は再起動してください。
- 最終更新:2013-01-29 03:50:44